私の母親は小さい頃から乳牛を育て、田で作物を育てていました。
私も小さい頃から、そんな母親に連れられて、牛のお産があると牛小屋でお産を見たり、乳搾りを見たりしていました。
お腹が空くと、「ちっち」と言って、牛や山羊のおっぱいを触りに行きました。
動物たちは草や、わらを食べるのに、美味しいお乳が出るのが不思議でした。
人間はお米やパン、野菜を食べるのに赤い血ができ、体を造ってくれることが不思議でした。
私はそんな思いから、私たちの血や体を造る作物を尊重するようになりました。
小さいときから、醤油、油、味噌、スイカ糖、お茶は家で造っていました。
今でも田畑で種を取り、お米や野菜を無肥料・無農薬で育てています。
土によって作物の味が違うこと、天気によって味が違うこと、種を取り芽が出て育つことは神秘的でその恵みに感謝です。畑や良心市に行くと愛の固まりが並んでいるようです。
そんな神秘的な作物や、作物から造られた不思議な体を大切にしたいと思います。
森町は美しい田、山、水、温暖な気候に恵まれ、作物が美味しく幸せな地域だと実感しています。
そんな森町にある家庭医療クリニックで、来られる方に体を大切に育てていただきたいと願い、一期一会を大切に、患者様をお迎えしたいと思います。(看護師 S)